財務モデル Excel 計算 テンプレート

資産除去債務 テンプレート 年次

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Last updated version:
2019-04-14
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資産除去債務モジュール

アウトプット / 前提入力値

  • アウトプット: 資産除去債務 (JPY'000) (年次)
  • アウトプット: 資産除去見合い固定資産 (JPY'000) (年次)
  • アウトプット: 減価償却費 (JPY'000) (年次)
  • アウトプット: 利息費用 (JPY'000) (年次)
  • アウトプット: 資産除却費用 (JPY'000) (年次)
  • インプット: 運転開始日 (Date) (定数)
  • インプット: 運転終了日 (Date) (定数)
  • インプット: 資産除去費用 (JPY'000) (定数)
  • インプット: 割引率 (%) (定数)
  • 期間粒度: 年次

計算前提・使用上の留意点

資産除去債務を計算するモジュールです。資産除去債務は有形固定資産の取得や設備の建設に伴い発生し、当該資産の除去が契約等で要求される場合に、その将来の負担を財務諸表に反映させる目的で計上されます。資産除去債務の計算で登場する各項目はP&L、B/S、C/Fにリンクするため、その関係性について適切な理解が必要です。

有形固定資産取得に伴う計上時

資産除去費用(将来の見込み費用)の割引現在価値で資産除去債務(負債)が計上されます。また、同額が有形固定資産(資産)として計上されます。

資産除去債務の調整額と減価償却の計上時

資産除去債務の残高に割引率を乗じて利息費用が計算されます。利息相当額が損益計算書の費用に計上されると同時に、資産除去債務の追加計上として同額が負債に計上されます。また、資産除去債務に関連する有形固定資産の減価償却費は、当該有形固定資産の減価償却方法及び耐用年数をもとに計算されます。本サンプルでは、耐用年数を運転期間と同等と想定し、当該期間にわたり定額償却が行われる前提として計算が行われます。

除却時

除却時には除却費用(本サンプルでは当初見込み額と同額と想定)が現金支出として払われ、同時に関連する有形固定資産の耐用年数を通じて積みあがった資産除去債務(この時点で、当初見込み額から各期追加計上され将来の見込み額と同額になっています)が負債から取り崩されます。本サンプルでは想定しておりませんが、当初見込み額と実際の除却費用の差額はP&Lにて損益計上されることで調整されます。

会計的な色が強い資産除去債務は、その計算において減価償却計算、利息計算と色々な要素が一度に登場し、またそれらがP&L、B/S、C/Fの適切な箇所に反映される必要があるため、まずは適切な理解を得た上で本サンプルを利用することを推奨します。

作り方を学ぶ - 計算モジュール構築の参考記事

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